逆流性食道炎の症状と治療法|廿日市の内科「田辺内科医院」

〒738-0011 広島県廿日市市駅前11-3

0829-32-1135
MENU

逆流性食道炎の症状と治療法

逆流性食道炎の主な症状とは

 

胸焼け

食後や夜間に、酸っぱい感じが喉に上がってくることがあります。

酸っぱい液体の逆流

胃酸が食道に逆流し、喉に酸性の液体が上がってくることがあります。

胸の痛みや不快感

胸の中央に痛みや圧迫感を感じることがあり、心臓付近に違和感を覚えることもあります。

喉の違和感や咳

食べ物や液体が逆流し、喉に違和感を覚え、乾いた咳が出ることがあります。

息切れや喘鳴

胃酸が気道に影響を与えると、息切れや喘鳴が起こることがあります。

逆流性食道炎の原因

 

胃酸の逆流

逆流性食道炎の一番の原因は、胃酸が食道に逆流してしまうことです。通常、胃と食道をつなぐ筋肉が胃酸の逆流を防いでいますが、この筋肉が弱くなると、胃酸が食道に戻ってしまい、食道が炎症を起こします。

食道下部括約筋の緩み

食道と胃をつなぐ筋肉(食道下部括約筋)がしっかり閉じないと、胃酸が食道に逆流します。この筋肉が弱くなる原因は、加齢や肥満、過度な飲酒などです。筋肉がしっかりと閉じないため、胃酸が食道に戻りやすくなります。

食生活の影響

食べ物や飲み物も逆流性食道炎に影響します。脂っこい食事や辛い食べ物、アルコール、カフェインは胃酸の分泌を増やし、胃酸が食道に逆流しやすくなります。また、食後にすぐ横になるのも逆流を引き起こしやすいので、食後は少し立っていることが大切です。

肥満や体重増加

肥満や体重の増加も逆流性食道炎を引き起こす原因です。お腹の脂肪が増えると、胃が圧迫されて、胃酸が食道に逆流しやすくなります。また、太ることで食道と胃をつなぐ筋肉にも圧力がかかり、筋肉がうまく働かなくなります。

ストレスや喫煙

ストレスも胃酸の分泌を増やす原因になり、過剰な胃酸が食道に逆流しやすくなります。また、喫煙も逆流性食道炎を引き起こす要因です。

逆流性食道炎の診断と検査

 

①問診と症状確認

逆流性食道炎の診断は、まず医師による問診から始まります。患者さまが感じている症状や生活習慣を詳しく聞き取り、逆流性食道炎の可能性を調べます。

②pHモニタリング

pHモニタリングは、食道内の酸度を測定する検査です。食道に小さなセンサーを入れて、どれくらい胃酸が逆流しているかを調べます。逆流の頻度や時間を計測することで、診断の確定に役立ちます。

③食道バリウム検査

バリウムという造影剤を飲み、X線で食道の形や動きを確認します。狭窄や形態の異常などがないかをチェックします。

④治療に必要な検査

診断確定後、症状に合わせてさらに詳しい検査を行うことがあります。最適な治療法を選ぶために、症例ごとに適切な検査をご提案します。

逆流性食道炎の治療法

逆流性食道炎の治療は、薬物治療、生活習慣の改善、そして場合によっては外科的治療が必要となります。以下の治療法を組み合わせて、症状の改善を目指します。

薬物治療

逆流性食道炎の治療には、胃酸の分泌を抑える薬や症状を緩和する薬を用います。胃酸の逆流を抑え、食道の炎症を鎮めることが目的です。使用する薬は、症状の重さや患者さまの状態に応じて選択します。

生活習慣の改善

食事や睡眠の習慣を見直すことで症状の軽減が期待できます。特に食後すぐに横にならない、脂肪分の少ない食事を心がけることが重要です。あわせて、ストレス対策や適切な体重管理も有効です。

外科的治療

重症例や薬物治療で改善が乏しい場合には手術を検討します。手術では胃酸が食道へ逆流しにくくなるように処置を行いますが、一般に最終的な選択肢として扱います。

逆流性食道炎の予防法

逆流性食道炎を予防するためには、日常生活での工夫が重要です。以下の予防法を取り入れることで、症状の改善や再発を防ぐことができます。

適切な食事管理

食べ過ぎを避け、軽めの食事を心掛けましょう。特に脂肪分の多い食事や辛い食べ物は胃酸の分泌を促進するため控えた方がよいです。食事は一度にたくさん食べるのではなく、少量を複数回に分けると胃への負担が減ります。

食後に横にならない

食後すぐに横になると胃酸が食道に逆流しやすくなります。食後2〜3時間は横にならず、軽く体を動かすようにしましょう。特に就寝前の食事には注意が必要です。

適度な体重管理

肥満は逆流性食道炎の大きな原因です。腹部に脂肪が溜まることで胃酸の逆流を招くため、健康的な体重維持が予防につながります。定期的な運動とバランスの取れた食事を心掛けましょう。

禁煙とアルコール制限

タバコやアルコールは胃酸の分泌を促進し、症状を悪化させます。改善のためには禁煙と飲酒量の制限が効果的です。特に就寝前の飲酒は避けてください。

ストレス軽減

ストレスが症状を悪化させることがあります。リラクゼーション法や趣味の時間を取り、上手にストレスを管理しましょう。適度な運動も有効です。

逆流性食道炎の症状が不安な方は、田辺内科医院へ

逆流性食道炎の症状に不安を感じている方は、ぜひ田辺内科医院にご相談ください。当院では、一人ひとりの症状を丁寧に診断し、最適な治療法をご提案いたします。患者さまの症状に合わせた治療を行い、快適な生活をサポートいたします。
ご予約は、電話またはWEB予約で受け付けております。気になる症状や治療法について、まずはお気軽に廿日市の内科「田辺内科医院」へご連絡ください。

田辺内科医院の循環器内科について詳しくはこちら

TOP