肝臓の数値が高いと言われたら?原因・放置リスク・対策を解説|廿日市の内科「田辺内科医院」

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肝臓の数値が高いと言われたら?原因・放置リスク・対策を解説

肝臓の数値が高いとは?検査結果で見るポイント

健康診断で肝臓の数値が高いと言われたら、まずは検査結果の項目と数値を確認し、原因を絞る手がかりにします。

AST・ALT・γ-GTPは何を示す?

  • AST:肝臓の細胞に負担がかかったときに上がりやすい値(筋肉の影響が出ることもあります)
  • ALT:肝臓の負担をより反映しやすい値で、脂肪肝などでも上がることがあります
  • γ-GTP:飲酒の影響に加えて、胆のう・胆管など胆道の負担で上がることがあります

どの数値が高いかで見方が変わる

同じ「肝臓の数値が高い」でも、中心になって上がっている項目で、疑いやすい背景が少し変わります。ALTが目立つときは生活習慣に関連する脂肪肝の可能性を、γ-GTPが目立つときは飲酒に加えて胆道の負担も頭に置いて確認しましょう。結果を見ながら「自分はどこが引っかかっているのか」を整理しておくと、受診時の相談が進めやすくなります。

再検査が必要になりやすいパターン

「以前は正常だったのに今回上がった」「複数の項目が同時に高い」といった場合は、背景にある原因を一度きちんと整理しておくと安心です。健診で要再検査・要精密検査と書かれているときは、その指示を優先して受診を検討してください。原因が分かれば、必要な検査や見直すポイントもはっきりし、対策が取りやすくなります。

肝臓の数値が高い主な原因

 

脂肪肝(体重増加・生活習慣)

肝臓に脂肪がたまると、ASTやALTが高くなることがあります。自覚症状が出にくいため、健診で初めて指摘されて驚く方も少なくありません。体重増加や食生活の乱れ、運動不足などが重なると起こりやすく、血糖や脂質の値と一緒に変化していることもあります。

お酒の影響

飲酒の影響はγ-GTPに表れやすく、習慣として続いていると数値が上がることがあります。ただし影響の出方には個人差があり、量が多くないつもりでも数値に反映されるケースもあります。お酒が原因かどうかは、他の数値の組み合わせや問診も含めて判断していきます。

薬の影響(市販薬・サプリも含む)

処方薬だけでなく、市販薬やサプリメントでも肝臓に負担がかかり、数値が変動することがあります。特に新しく飲み始めたものがある場合は、時期との関係が手がかりになることもあります。普段飲んでいるものを「薬ではない」と思わず、受診時に一緒に伝えていただけると整理がしやすくなります。

ウイルス性肝炎

B型・C型などの肝炎ウイルスが背景にある場合、症状がないまま肝機能の数値だけが高くなることがあります。健診での指摘だけでは見分けがつきにくいため、血液検査で確認していくのが一般的です。早めに状況を把握しておくことで、今の肝臓の状態をより正確に評価できます。

胆道のトラブル(胆石など)

胆のうや胆管など、胆汁の通り道にトラブルがあると、γ-GTP(場合によっては他の項目も)が上がることがあります。胆石は無症状のまま見つかることもあれば、みぞおちや右上腹部の痛み、吐き気などで気づくこともあります。肝臓そのものの異常と区別するために、症状の有無や検査結果を合わせて見ていきます。

肝臓の数値が高いまま放置するとどうなる?

 

原因によっては肝硬変・肝がんへ進行

肝臓の数値が高い状態が長く続く背景に、慢性的な炎症や強い負担が隠れていることがあります。原因によっては、時間をかけて肝臓が硬くなる肝硬変へ進んだり、肝がんのリスクが高まったりすることもあります。すべてのケースがそうなるわけではありませんが、「今どの段階か」を早めに確認しておくことが大切です。

早めに受診した方がよいサイン

肝臓の数値が高い以外に次のような症状がある場合は、自己判断で様子を見るよりも、早めの受診を検討してください。

  • 皮膚や白目が黄色っぽい(黄疸)
  • 尿が濃い、便が白っぽい
  • 右上腹部やみぞおちの強い痛み
  • 吐き気・嘔吐、食欲低下が続く
  • 発熱を伴う腹痛
  • 強いだるさが続く、むくみやすい
  • いつもより出血しやすい、あざが増えた気がする

今日からできる対策

 

食生活の見直し

肝臓の数値が気になるときは、まず食事の「内容」だけでなく「タイミング」も含めて振り返るのがポイントになります。夜遅い食事や、甘い飲み物・脂っこいものが続くと、肝臓に脂肪がたまりやすい状態になりがちです。完璧を目指すより、続けられる範囲で対策していくことが結果につながりやすくなります。

お酒との付き合い方

お酒は体質や飲み方によって、肝機能の数値に影響が出やすい方と出にくい方がいます。量だけでなく、飲む頻度や休肝日があるかどうかも大切なポイントになります。まずは普段の飲酒量・回数を把握し、必要に応じて一緒に調整の目安を考えていきます。

適度な運動

運動は、肝臓に脂肪がたまりやすい状態を整えるうえで助けになります。激しい運動を急に始める必要はなく、歩く時間を増やすなど日常に取り入れやすい形からで十分です。無理なく続くペースを作ることで、体重や血糖・脂質の改善にもつながりやすくなります。

当院で行っている検査内容

 

血液検査で体の状態を確認

血液検査では、肝臓の数値(AST・ALT・γ-GTPなど)をあらためて確認し、変化の傾向を見ていきます。あわせて炎症の有無や、脂質・血糖など関連しやすい項目も確認することで、原因の見当がつきやすくなります。健診結果をお持ちいただくと、今回の検査との比較ができ、より整理しやすくなります。

超音波検査で異常を調べます

超音波検査(腹部エコー)は、肝臓の脂肪のつき方や腫れの有無、胆のうや胆管の状態などを確認できる検査です。放射線を使わず体への負担も少ないため、初期の評価として行いやすいのが特徴です。血液検査だけでは分かりにくい部分を、画像で補っていくイメージです。

検査結果をもとに方針を整理します

検査結果は「数値が高い・低い」だけで判断せず、原因の可能性と緊急度を一緒に整理していきます。そのうえで、経過観察でよいのか、追加の検査が必要か、生活の見直しをどこから始めるかを具体的に決めていきます。気になる点や不安があれば、その場で遠慮なく相談できるように進めます。

廿日市で肝臓のことで気になることがあれば田辺内科医院にご相談ください

健康診断で肝臓の数値が高いと言われても、症状がないことは珍しくなく、つい後回しになりがちです。ただ、数値が上がる背景は脂肪肝や飲酒だけでなく、薬の影響や胆道のトラブル、ウイルス性肝炎などさまざまな可能性があります。当院では、血液検査と超音波検査を組み合わせて原因を整理し、お一人ひとりの今の状態に合わせた治療の進め方をご提案しています。
廿日市で肝臓のことで気になることがあれば、田辺内科医院にお気軽にご相談ください。

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